『サウスポー』:主人公のモデルはUFCのコナー・マクレガーじゃない?

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サウスポー(2015) SOUTHPAW アントワーン・フークア監督 ジェイク・ギレンホール

ボクシングを題材にした映画というのも複数作品観ていると、どうしても既視感が強くなってくるわけですね。「栄光を掴んでいた主人公が一転してどん底に転落するも、不遇な時期や逆境を乗り越えて最後は対戦相手に再び勝利を収めて大団円を迎える」といった基本的な流れは、ボクシング映画における宿命的なプロット展開、もう様式美の世界です。ということで、この宿命的なあらすじを本作『サウスポー』はどう仕上げているのかなと期待しつつ、観てみました。

(例によって、さらっとネタバレ書いてしまったりするので、嫌いな人はご注意ください)


あらすじ


無敗の世界ライトヘビー級王者であるビリー・‘ザ・グレート’・ホープ。相手の繰り出すパンチをガードもせず感情むき出しのまま闘う姿にファンは狂喜するが、家族はそんな彼を心配していた。あるチャリティー・イベントに出席した帰りのビリー夫妻は、ボクシングの対戦を志望する相手に因縁をつけられ両陣営のスタッフも巻き込んだ乱闘騒動に発展、そこに巻き込まれたビリーの妻が命を落とすことになる。悲しみと絶望に打ちひしがれ自暴自棄となったビリーは、愛する娘を施設にとられ家すら失うことになる。どん底に転落した彼が再起をかけて訪れたのは……。


ということで、内容としてはボクシング映画の王道を突き進んだようなストレートな内容となっております。大枠としては教科書的といってもいいほどわかりやすい展開ながら、愛する妻の死と裁判所からの保護命令によって愛娘から引き離されてしまうなど、主人公であるビリー・ホープとその家庭が崩壊してしまう受難、さらにそのどん底から父子ともども徐々に精神的に回復へと向かう過程が描かれ、各所レビューでは「感動作」との声も多く聞かれます。

しかしストレートで感動的な内容ながら、どこかパンチ力が弱いという印象も拭えない本作ですが、悪徳プロモーター役のジョーダン・メインズ(カーティス・“50セント”・ジャクソン、ヒップホップMCだけど本当にボクシングのプロモーターをやっているらしい)の存在感・巨悪感がちょっと弱かったのではないかと分析。悪徳プロモーター感がムンムン漂うわりに、「あまり悪いことやってなくない?」と。試合で乱闘を起こすなど自暴自棄になったビリーを見捨てて、儲けられるボクサーに尻尾振って乗り換えるのは当たり前であって、「無難にプロモーターの仕事をこなしてるだけじゃない?」とか初見で思いました。

で、なんかおかしいよなと感じてあれこれ作品のシーンを思い返してみると、「あっ、妻の殺害はジョーダンが仕込んだのか」と合点がいきました。これを見誤っていたら、トンデモ映画レビューになってしまって怖いですが、プールサイドでビリーの妻と試合の交渉が難航した際に見せた表情は、「コイツ殺しちまうか」を示唆してましたよね?少し説明不足な感じもするけど、そう考えないとジョーダンが悪徳プロモーターにならない、いやむしろ悪徳プロモーターじゃないのか!?

最終的にジョーダンがなんらかの報復を受けるわけでもなく、勧善懲悪なエンディングでもなかったので「妻は不運な事故に巻き込まれただけ、ビリーはその不幸を乗り越えて返り咲いた、そういうお話」と思って鑑賞し終えてしまったけど、「ジョーダン極悪人じゃねぇか!」と落ち着きました。違ったらスマソ。


ちなみにネットで拾い読みした情報ですが、当初は白人ラッパーとして一世を風靡したエミネムの主演映画『8マイル』の続編的な位置づけとして企画されたものが、どういう経緯があったのかボクシングに題材を変更、それに伴い主演もジェイク・ギレンホールに変更があったとのこと。下記のリンクに詳しいですが、エミネムの楽曲が作中で使われているのはそういった理由からでしょうね。

映画『ミッション:8ミニッツ』、『エンド・オブ・ウォッチ』のジェイク・ギレンホールが、ボクシング映画『サウスポー(原題) / Southpaw』への出演交渉に入っていることがIndiewireによって明らかになった。


主演のジェイク・ギレンホールについて


で、実はこの作品を観ようと思った動機の半分くらいがジェイク・ギレンホールが主演ということだったりします。彼の出演している作品は外れがない印象で、デヴィッド・フィンチャー監督の未解決事件を題材にした『ゾディアック』をはじめ、2013年ごろ制作された『プリズナーズ』、『複製された男』、『ナイトクローラー』など、どれも素晴らしいかったですね。

イケメン俳優であるのは確かなんだけど、ギークとインテリの中間みたいな微妙にさえない雰囲気も併せ持っていて、特にサスペンス系の作品と相性が良いのではないかと。さらに、ちょっと寄り目で困り顔なせいか、表情だけで作品全体に不安を醸し出すことのできる稀有な存在であります。そんな彼がボクサーをどう演じてくれるのかという部分が、個人的には本作における一番の見所でした。(めちゃくちゃ身体作り込んでいて、フィジカル的なオタオタしさはゼロでした)


主人公のモデルはコナー・マクレガーだと信じたい


サウスポー(2015) SOUTHPAW アントワーン・フークア監督 ジェイク・ギレンホール サウスポー(2015) SOUTHPAW アントワーン・フークア監督 ジェイク・ギレンホール コナー・マクレガー

残すもう半分の動機としては、このジェイク・ギレンホールの演じるビリー・ホープの姿なんだけど、見た瞬間に「UFC(アメリカの総合格闘技団体)のコナー・マクレガーじゃないか!」という直感が働いて飛びついてました(上の写真だと左が映画版、右がコナー・マクレガー)。ネットで調べた限りだと、あまり指摘されていない、というか誰も書いてないので外してる可能性も十分ありそうな話だけど、この主人公のキャラクター造詣上のモデルは絶対に「コナー・マクレガー」だとしか思えないですわけですよ!あたしゃ、そう信じるよ!

これといった確証も何もないですが、チャンピンである設定や外見も似せているし、なにより試合中に相手を口頭で挑発するといった粗暴なキャラクター作りも確実に参考にしているはず!と鼻息荒くしつつ勝手に思っています(まあ、映画の主人公のように試合中にノーガードしてしまう悪癖とかは無いし、タトゥーの量が全然違うけど笑)。

コナー・マクレガーは現UFC世界フェザー級王者・世界ライト級王者の2階級制覇している上に、本人が相当キャラ立ちした血の気の高くも弁の立つ人物(アイルランド人)で僕も大ファンでございます。むしろ、この映画のことよりも、コナー・マクレガーについて書いているほうがこちらの熱量も上がってきそうだな(笑)。ちなみに下記は「コナー・マクレガー歩き」をする各界の著名人たちの動画となっております。




サウスポー(2015) SOUTHPAW
監督:アントワーン・フークア
メディア:映画
上映時間:124分
製作国:アメリカ/香港
公開情報:劇場公開(ポニーキャニオン)
初公開年月:2016/06/03
変われないことなんて、何もない。


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