Van Halenの『5150』をカバーしてみました。

edwar_van_halen_gibson_flying_v_1958 エディも所有する58年生ギブソン・フライングVは現在4,300万円近い価格

エディの逝去に合わせてというのではないですが、趣味的に数か月前から『5150』のカバーというか完コピ志向の音源をシコシコと作っていて、それがやっと完成したので久々にYoutubeにアップしました。




当初は『5150』のドラムパートも自力で打ち込もうと頑張っていましたけど、アレックス・ヴァン・ヘイレン(エディの実兄・ドラマー)の手数の多さとかリズム感の再現が無理だと悟ってギブアップ状態に陥ってました。


でも最近になって素晴らしい完成度のドラムトラックがweb上で配布されていることを発見して、それを使わせてもらったので一気にギターのレコーディング作業へ進むこへ、バックトラックが転がっているなんて素晴らしい時代だなぁと。


今回使用した『5150』のドラム音源は下記のリンクから。
他のVHの楽曲や違うアーティストのバックトラックが多数あります。Pink Floydの”Comfortably Numb”とか素晴らしいよ。



そんなわけでギターの録音とか動画の撮影なんかはスムーズに進みましたけど、ミキシング→マスタリングは相変わらず暗中模索といった状態で、やればやるほど何かを見失っていく喪失感あふれる作業と相成りました。あとギターの音が似ない(笑)本当に苦労しましたが、もうこれが限界です。


そんな感じでミキシングともマスタリングともつかない中途半端なことをほぼ毎晩2か月ぐらいやっていたのですが、その間にまさかのエディの訃報が流れてきて茫然とするという……。


他にもつらつらと書き連ねたいこともありますが、とりあえず今回はアフター音圧戦争ということで、ラウドネスノーマライゼーションを意識した音量の調整をしてみました。


音圧を無理やり上げても(いわゆる海苔波形)、アップするプラットフォーム側で(今回はYoutube)一律に音量を調整されてしまうというやつで、Youtubeでいうと基準となる「-14LUFS」を意識して音量を調整しないといけないということです。LUFS値を測れる無料配布のプラグインとにらめっこしたりしてコツコツ調整してみました。


詳しくは下記のリンクを参照してみてください。
音圧戦争から遠く離れてーラウドネスノーマライゼーションの誤解と意義


あと最後にギターに関してひとつだけ。エディはこの『5150』のレコーディングで、あの有名なフランキーではなくギブソンの58年生フライングVを使用しています。当時からヴィンテージとして価値が高かったのでエディも改造することなく使用していた模様。ちなみに現在の価格はネットで調べてみると£316,654(約4,300万円)とかで出てますね。

このフライングVのおかげなのか、はたまたアンプのセッティングなのかはわかりませんが、この曲は高域が非常にエッジーでそこがまったく似せられない(笑)。録音した自分の音源だと、そもそも波形的に高域成分が欠落しているので、ライン臭くならないギリギリのところを攻めて、非常に過激なEQ処理を2重に施して対処しています。



ということで、アップした動画を貼っておきます。

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