ヴァン・ヘイレンの曲『Girl Gone Bad』をカバーしてみました。
ということで、いきなりどうぞ~。
この曲も『5150』と同様、1958年製のGibson FLYING Vでレコーディングされた曲として有名ですね。(ちなみに『Hot For Teacher』もそうです)
イントロのタッピング・ハーモニクスの音色ですが、あの立体的な音はeventideのdetuneで作っているらしいとのことで、下記のリンク先にある掲示板の書き込みが非常に参考になりました。
the eventide takes the gtr signal. splits it into L/R.
the left side is pitch shifted down -9 cents and delayed 5ms
the right side is pitch shifted up +9 cents and delayed 25ms.
this is then mixed back in with the dry guitar signal and placed across the stereo field. the result is a huge fat, “jangly” guitar tone.
most people on this board would probably hate it, but if you like the fair warning/1984 tone. you like the eventide.
ちなみにエフェクターにおけるdetuneが、どんな効果が得られるのかの説明はこちら。
ほんの少しだけピッチをズラした音を原音に加えて、美しい響きを演出できるのが【DETUNE(デチューン)】というモード。コーラスと比較すると、音揺れ感がないのが特徴です。
しかもちょうど最近になってEVHサウンドを意識したエフェクターがeventideから発売された模様、その名も「micropitch」。
サーバーのファイル数の制限の関係で画像がアップできなくなってしまったのでリンクを貼っておきます。(ブログの更新が久々過ぎてアフィリンクの貼り方すら忘れてますね、アマゾン貼っておきますが楽器系最安で知られるサウンドハウスさんと同じ価格の模様)
動画内でEVHの音作りに関して上の抜粋と全く同じこと言ってるので(ドライ音を真ん中にして、9セントずつ±した音を左右に割り振って分厚い音にする)、どちらかがもしかして元ネタになってるか、それともさらなる大元のインタビュー記事とかがあるのか、はたまた両者とも耳でそう聞こえてしまうのか……謎ですが。
ちなみに自分は右側だけdetuneサウンドを振って処理してみました。cubase付属のclonerを使いました。
Cloner プラグインは、最大 4 つまでのデチューンとディレイのボイスを信号に追加して、豊かなモジュレーションとコーラス効果を作り出します。
Cloner プラグインは、最大 4 つまでのデチューンとディレイのボイスを信号に追加して、豊かなモジュレーションとコーラス効果を作り出します。
最初、clonerを左右にそれぞれに配置したうえで真ん中にドライサウンドを置いていましたが、それだとドライ音を含めて最大で9個の位相の違う音が鳴っていたわけで、どうりで処理しきれないはずだわ……、と思い言った次第でした。
p.s
最近、発掘というかアップされた巷のVHファンがざわついた非常にレアな動画。アルバム『バランス』がリリースされる約10年ぐらい前に、収録曲の一つである『Amsterdam』のデモを弾いているエディ。ホームビデオ映像ながらピッキングの生音が全く聞こえないので、相当の爆音で弾いていると思われます。