カホンを買ったので、ひたすら叩いていきたい

カホンを買ったら沼にはまりそう

欲しいほしいと思っていたカホンをついに買いました。

本当はドラムが欲しいところだけど、騒音や設置スペースの問題があるので、カホンの方で打楽器は頑張りたい所存。

マイク立ててなんかの曲用にレコーディングできたらいいなと、叩けないのにすでに高まってきております。

購入したのは「LP エルピー カホン Aspire Cajon LPA1331」というやつで、初心者向け・カホン入門者用といったとこでしょうか。
サイズは460(高さ)×300(幅)×310(奥行)mmです。

ということで、せっかくカホンを購入したので基礎知識も調べてみました。

カホンの基本知識

  • サイズ
  • 響き線
  • 材質
  • サウンドホール
  • 価格
カホンの押さえるべき基本知識はこの4つ、購入する前提で価格も考慮すれば5つですね。

基本知識といっても、カホンって楽器としての構造はけっこうシンプル目。

サウンドホール用に穴を空けた箱型構造の内部に響き線を貼れば、とりあえずカホンとして成立するので、木材とか段ボールで自作してしまう人もチラホラいる様子。

そんな感じで個人でも作れてしまう楽器ではあるので、既製品ならフィーリングで購入したとしても、そんなに失敗したみたいな感じにならない気もします。

ちなみに自作という点では、ゼロからDIYしなくてもカホン制作キットもあるので、自分も一度トライしてみたい。

まあ、エレキギター制作キットもそう思い続けて20年以上経過してるけど……。

話が脱線気味ですが、とにかく何事もある程度の知識はあった方がよいということで、参考にしてみてください。

カホンのサイズ

カホンの標準サイズとされる「高さ460~500mm×幅300mm前後×奥行き300mm」の中で、特にこだわりもなく安そうなやつを選びました。

カホンの選び方 カホンの一般的なサイズ

でも、この記事書きながらサウンドハウス調べてみたら、同じくらいのサイズでさらにお安い衝撃プライスのZENN / DCJ50(5,000円台/時価)とか売ってて、リサーチ不足を痛感しております(笑)

他にもPEARL / Boom Box Cajonなんていうのもあって、こちらはドラムセットで有名なPEALR(パール)のカホンということですね。

逆にもうちょっと奮発してこれにしても良かったかもしれない……、と買ってから迷いが生じてきたよね、見事に。(まあ、大事にうちのLPを叩いていくつもりですが)

海外のカホンは高さが50cmあるのが多いらしいけど、日本の場合は数センチ低目のカホンが多いとのこと。

カホンを叩く際は、足がしっかり床に着いた状態が基本姿勢とされているので、自分の身長を考慮してカホンのサイズを選ぶと良いのかも。

響き線

カホンの中で「ザッ、ザッ、ザッ」とか「シャン、シャン」みたいな残響音を作ってくれているのが、この「響き線」。


カホンのスナッピータイプ カホンのワイヤータイプ
スナッピータイプ

ドラムのスネアの裏についているやつと同じような構造。調整の必要がなくすぐ叩ける。
ワイヤータイプ

カホンのどの部分を叩いても響きがある、調整が必要。


響き線には「ワイヤー」「スナッピー」あと変わり種で「鈴」もあるようです。スナッピーはドラムのスネアの裏につている網目状のアレね。

カホンの裏側で仕事するスナッピー

ワイヤータイプは2本~8本ぐらい箱の内側に張られていて、ワイヤーの張りを調整してピッチ修正するとのこと。

この辺が、ワイヤータイプは大変なので、初心者はスナッピータイプを勧められることが多いみたいです。

音的に違うのは、ワイヤータイプはカホンのどの部分を叩いても「響き線」の音がするとのこと。

それに対して、スナッピータイプはカホンの上部を叩くとスナッピーの音がして、下部を叩くとスナッピーの音が混ざらないバス音が響くらしいです。

うちのカホンは低音を叩いてもスナッピー音が混じっている気がするけど……、これは許容範囲というかスナッピー音は混ざっていないうちに入るのだろうか?

材質

ギターもそうですが、材質って聞き比べする機会がそんなにないので、なかなか詳しくなれない苦手分野。

それでも分からないなりに、調べた限りではカホンの材質と音質の関係はこんな感じらしいです。

メイプル材:柔らかく丸みのある音質

ビーチ材:基準となる材質、高音~低音のバランスが良い。

バーチ材・エボニー:低音が太めの音質

打面材・側面材と材質が混ざっている場合もあるので、そうなってくると自分の耳で好みかどうか確認するしかないですね。

ちなみにギターだとメイプル材使っているっていうと、音的には「硬質な印象」とか言われるんですけどねぇ。

カホンの場合だと「柔らかい」と表現されるようで面白いです。

その楽器で使用されている他の材質との相対評価ってことで、こういった真逆の評され方になるんでしょうか。

サウンドホール

カホン サウンドホールの直径は110mmぐらいが平均的

低音を出すときに重要になってくるのが、このサウンドホール。

といってもカホン本体が小さい場合は、どうやっても低音は出ないので注意。

一般的なサイズのカホンで考えると、穴の大きさは110mmが良いとのことで、これは市販されているカホンのサウンドホールの平均的なサイズらしいです。(自分の買ったLPのカホンを計ってみたら、11.5cmぐらいありましたが)

逆に穴のサイズが小さくなるほど&穴の位置が低くなるほご、低音の抜けが悪くなり音がこもるみたいです。

って、これはもう自作カホンの場合に必要な知識レベルかもしれませんが。

ただ、その辺の原理を理解していれば、店頭で試奏しながら購入する際の判断材料にはけっこう役立つと思います。

価格について

価格に関しては1万円~3万円台ぐらいが基準といった印象。このぐらいの値段帯を購入すれば大きな外れはないと思われます。

最安値を追求するなら、上にも書いたワイヤータイプのZENN / DCJ50が恐らく一番安いでしょう。一般的なカホンのサイズで5000円台で買えてしまいます。ただアマゾンでのレビューも調べてみたら、けっこうボコボコに書かれているので、ちょっと地雷の予感がしないでもないです。

アマゾンレビューではこんな感じ。

他の方もおっしゃってましたが、ほんとにただの箱です。
鈴は意味ありませんし。鳴りません。それ以前に打面が鳴りません。
ちゃんとしたカホンはこんなじゃないですよ。
amazon カスタマーレビュー

……ディスりたくはないですが、にじみ出るヤバみ感。

とにかく安さにこだわりたい!という方ならありかもしれないですね。

トータルで考えて、初心者用の入門用カホンとして自分の買った「LP エルピー カホン Aspire Cajon LPA1331」は良かったのかなと思ってます。

しかもこのカホン、アマゾンでは「すぐに発送ができて、評価が高く、お求めやすい価格の商品をおすすめします」という【Amazon’s Choice】のマークがついてます。

もうちょっと価格は張るけど、有名ブランドということでPearlのエントリーモデルっぽいPCJ-633BBも良いと思います。
スナッピータイプなので、面倒な調整もなくすぐに叩けます。
カホンって、楽器の中ではそんなに高額商品ではないので、蒐集したくなる欲求が刺激されやすいし沼化しやすい楽器な印象。
個人的に次は、ミニカホンも買ってみたいと思っています。
初めてカホンを始めると、左右どちらの手を使ってどう叩くのかという基本的なことが分からないと思います。
ということで、オススメの教材本のご紹介。

実際に弾いてみた


カホンの選び方 カホンのレコーディング

最後に実際にカホンを叩いてみたので音源アップ!

最初はサウンドホール狙ってマイク立てたけど、あまりいい音で録れなかったので、正面から録ってみました。

使用したマイクはRODE (ロード) NT1-Aのコンデンサーマイク。

簡単な音量調整にiZotope Ozone 7をさしてあります。

正直、カホンの音録るのムズイという感想。

まずは低音。
(中央部を叩ているけど、けっこうスナッピーの音がするのがお分かり頂けると思います)


お次は高音。


最後に適当にギターと合わせてみた音源。
カホンの手数が増えるあたりから、コンプが掛かり過ぎのせいかギターの音が揺らいでますが……。



急いで録音したので、いろいろと雑な仕上がりですが、参考になれば。

本日は以上です!

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