STUDIO-CAPTURE:Rolandのフラグシップモデル

ROLAND Studio-Capture Audio Interface

NAMM SHOW 2013でRolandからDTM用オーディオインターフェースのフラグシップ機であるSTUDIO-CAPTUREが発表されたとのこと。僕はOCTA-CAPTUREを使ってますけど、それを二段組にしたような外見。正直、随分とイカツイ仕上がりにしたなあという印象。「スタジオをキャプチャーする」という名前の通り「リュックに入れて気軽に持ち運ぶ」、「最大16インでバンド一発録り向け」といったコンセプトがあるみたいだけど、ちょっとスタジオに持っていくにはデカイような気がするなぁ、これ使うためにノートPCに持っていくことは前提だし。個人的なポイントとしては、ヘッドフォンのジャックが2本させることぐらいかしら。演奏者が自分でない場合はヘッドフォンが二つ差せないと絶対に困ると思うんだけど、案外ついてない機種が多いです。


OCTA-CAPTUREとの違いってあるの?という部分に関しては、”DTMステーション”の開発者インタビュー記事が詳しいので抜粋。

「24bit/192kHzというスペック自体は同じですが、エンジン部分の設計をしなおした、新世代のオーディオインターフェイスになっています。これまで汎用DSPを採用していましたが、STUDIO-CAPTUREでは自社開発のカスタムチップを使っています。これによって、より高いパフォーマンスを発揮できるようになりました。またアナログ回路も大きく変わっています。電源周りを強化し、さらにワイドレンジにするとともに、ゲイン幅も広くなっています」

「当社独自のオーディオ・ストリーミング技術、VS STREAMINGを採用していること自体はOCTA-CAPTUREなどと同様ですが、バッファサイズ(レイテンシー)を下げたときの安定性を高めています。これによって実用上の設定においては、他社製品と比較しても最高レベルになっています。さらに新エンジンのコンプレッサーを搭載したことも挙げられます。カスタムチップの採用により、V-Mixerシリーズゆずりのコンプレッサーを搭載することができました」


1月24日にスタートしたNAMM SHOW 2013。各社から新製品が続々と登場しているようですが、やっぱり気になるのはDTMに力を入れているRoland製品。すでにRolandサイトでもNAMMで発表の新製品をズラリと...

う~ん、どうなんだろうかというモヤモヤ感が残る内容、あとは販売価格がいくらになるかだね。

ROLAND Studio-Capture Audio Interface

スペック
◎ 最大16イン/10アウトの同時入出力、12基のVS-PREAMPを搭載。
◎ 超低レイテンシーを実現するVS-STREAMING。
◎ 入力レベルを瞬時に自動設定可能なAUTO-SENS機能。
◎ 視認性の高い入力レベルメーターと直観的なコントローラー機能。
◎ 4系統のモニター・ミキサー機能、XLRモニター・アウトを装備。

STUDIO-CAPTURE Overview (USB2.0 Audio Interface)

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