亀高綾乃/小野早稀によるガールズ・ユニット、タルトタタンの限定CD「EP」をやっと聴きました。ヴィレバン下北沢店のみの販売で、病み上がりの身としては電車乗って買いに行くこともできず、売り切れ懸念の悶々たる日々でした。お店に問い合わせてみると「棚に並べると即日完売みたいな状態ですねぇ」と嬉々として言われ焦りましたが、ヴィレバン本店でも取り扱い決定との朗報があり安堵したのもつかの間、でも本店は愛知県だけどなっ!みたいな、まさに外道の扱いに落ち込むという……(笑)結局、下北店に取り置きしてもらいつつ、自力では行けないので、ちょっくら人に頼んで買ってきてもらったのでした。
ご存知の通り、相対性理論・進行方向別通行区分で知られる真部脩一/西浦謙助のお二方が新ユニット「アゼル&バイジャン」として本作のプロデュースを手掛けています。で、CDジャケットには書いてないみたいですけど、これも知られているようにベース担当は元進行方向の橋本アンソニーで、この前会ったときにデモ版をもらっていたので、マスタリングされた本作との聴き比べを堪能する楽しみもありました。ちなみにデモ版はドラム・ベース・ボーカルといった屋台骨のみの音源だったので、アレンジの変化が刺激的で凄く良かったです。あとメンバー相関図は下記を参考に。
(iPod用に勝手に作ったものです)
それで比較してみて特に違いが顕著なのが「しょうがないマイラブ」のボーカルの仕上がりで、すごく萌え志向に生まれ変わりました(笑)。デモ版の歌声はデモ版故なのかフランクな感じかつ結構かすれ気味に一人の声でレコーディングされていて、なんというか浮かんでくる情景は吉野家の殺伐としたものに通じるサムシング。それはそれでボーカリストの味の違いが良い意味で押し出されているので好きですけど、CD版の方はおそらくボーカルお二人のハイブリット・ボイスを採用したんだと思いますが、随分と萌え化していて声の聴き分けはなかなか難しくなっています。ダブルにして殺伐の相殺→萌えのケミストリーが起こっていますが、これは一体?というぐらい違う方向性で仕上げられているので、ディレクションの変化に思いを馳せたりレコーディング・ミキシングで何したんだろって一生懸命想像するのが楽しいすな。デモ版ボーカルの音程のちょっとした甘さも聴き慣れてしまっていたので違和感なくなってましたが、やっぱりCD用はミキシングの段階でMelodyne先生やAuto-Tune先生を使って仕上げたのかな?とか考えながらお勉強させてもらってます。
ちなみにありがたくもデモ音源は9曲もらいましたが、萌えボイスという意味では「EP」未収録のトラック02という音源が凄いです、「なんだこの幼女のような声は!?」という脳天突き抜ける衝撃。ピッチの緩さが絶妙で、プロの声優さんとも一味違う卑猥な印象が垂涎モノの一品でございました。ええ、ええ。
涎を垂らしたつでに書くと、進行のライブでドラムを叩くその姿に濡れました。女だったらと惚れる!けど濃厚ホモ記事にはならないゾ(`・ω・´)ノ┌(┌^o^)┐ホモォ でも、叩きながら斜め上を見上げる瞬間が、殉教者っぽい神憑りで本当にカッコよかったッス。
西浦謙助 vs 坂口光央 @ velvetsun Duo 7days