『セックスの向こう側~AV男優という生き方』:君、ウ○コ食える!?

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セックスの向こう側 AV男優という生き方 えのき雄次郎 高原秀和

月間販売タイトル推定4,500本、現役AV女優の数は推定10,000人、その中にあって男優数はたったの70人ぐらいなのだそう。男優たちの経験人数が軒並み5000人オーバーというのも、ちょっと異次元な感じ。一般的に武勇伝とされる「100人斬り」が霞んで見えるほどストイックにセックスをこなすプロフェッショナルたち、そんな彼らへの興味深いインタビューを収めたドキュメンタリーとなっています。

出演男優一覧
日比野達郎/速水健二/山本竜二/平口広美/加藤鷹/栗原良/平本一穂/島袋浩/田淵正浩/トニー大木/ミートボール吉野/森山龍二/吉村卓/黒田将稔/しみけん/鳴沢賢一/阿川陽志/森林原人/沢井亮/平井シンジ

セックスの向こう側 AV男優という生き方 えのき雄次郎 高原秀和なんとなく男優の数が少ないってことは聞き知ってたけど、さすがに70人というのは需要供給のバランスがいびつ過ぎてビビります。欠かせない存在だけど顔にモザイク掛けられちゃうこともあるし、制作側からすれば個性とかよりも、まずはきっちりと仕事をこなしてくれるかが何よりも大事なんでしょうね。そうなると信頼とか実績のある男優から優先的に依頼するはずで、新人は育ちにくいし男優数自体も増えない、そんな構造があるのかも。デリケートな仕事内容なだけに、どこの馬の骨とも分からない人間になんかには、仕事を簡単に回すわけにもいかないっていう事情もありそうだし。

セックスの向こう側 AV男優という生き方 えのき雄次郎 高原秀和それと、新人が育たなそうって書いたけど、そもそもこの業界は無難に生き残ることですら、かなりハードルが高そうです。特に若い世代の男優たちのインタビューを聞いていると、近年の撮影現場で求められる仕事量をこなすためには、高い技術力と自己管理能力が要求されるとのこと(黎明期なんかは手探り状態だったから、もっと牧歌的だった様子。『エロ事師』みたいな感じか)。一日3現場とかこなして、撮影後は次の撮影のために営業職ばりのトーク力で電話交渉もして、さらにあのムキムキ感からすると肉体も鍛えたりとかもしてるわけで、かなり野心的な取り組み方をしないと頭角を現すどころか、業界にしがみついていることさえ厳しいように思えます。そんなわけで、この70人かなりのエリートなんではないでしょうか。

ちなみに出演者20人中3人がウ〇コ食べる話をしています(笑)。色んなインタビューが収められているんだけど、どうしても食糞エピソードがインパクトあり過ぎで、すべてを持って行ってしまうというね……。中でもしみけんによる「どうやってAV男優になったのですか?」で語られた内容が面白いので書き起こしておきます。(むしろこっちが本題)

セックスの向こう側 AV男優という生き方 えのき雄次郎 高原秀和質問
「どうやってAV男優になったのですか?」

しみけん
「う~んとね、たまたま手に取ったムック本にAV男優体験記っていうのが載ってたんですよ。記事が」
「セックスって商売になるんだ……って初めて思ったんスね」
「だったらオレもやりたい。大好きだからやりたい……」
「まだ高校生だったときに面接を受けて……、じゃあ高校卒業して4月2日に現場組みましょうみたいな、……ハァ~イ」
「で、行った先が……あぁ、ホモのグラビア」
「そこにね、編集部にマツコさんがいたんスよ、マツコ・デラックスさんが」
「そこで、『アンタは、もっと真剣にAV男優目指すべきだわ』って言われたんス」
「あまりにも言うもんだから、じゃあ俺も本当に目指してみようかな……」
「って思って、いろんな所に履歴書を送ったんですね」
「で、そしたら……、アロマさんから連絡が来て……」
「電話出た一言目に『君、ウンコ食える!?』って言われたんス」
「で、その瞬間、僕のシナプスがピシピシと言って……、これ断ったら男優としての道が閉ざされるなと思って」
「食ったことないけど、『食べれます』、『じゃあ、撮影しよっか』、『ハイ……』……プチ(電話切る音)……はぁ~」
「……がAVへの道ですね」

「ボク、分かんないから、もうムシャムシャ食べてて飲み込んでたんス」
「そしたら監督が、『飲み込まなくてよかったのに~』とか言ってね」
「まぁ、いっか~と……、ギャラ1万5千円もらったら……」
「次の日か次々の日に、ウンコ漏らしちゃうようになっちゃって、ばい菌で身体やられちゃって」
「で~、ウンコ病っていうの掛かったんスよね」
「これヤベェっつって、オシメしながら病院行って」
「医者にね、『悪いモン食ったか?』って言われて……」
「『ウンコ食いました』、『じゃあ、点滴打とうか』、『……はい』」
「で、通院して、治療費が2万円かかったのかな……」

「俺は男優になるんだ!っていう一心で食ったって感じッスね」


セックスの向こう側 AV男優という生き方(2012)
監督: えのき雄次郎 高原秀和
上映時間 86分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(マクザム)
初公開年月 2013/02/23
ジャンル ドキュメンタリー
AV男優たちの本音に迫ったドキュメンタリー、ここに解禁!

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