大津いじめ自殺:恐喝や強要でも捜査へ

大津いじめ自殺:恐喝や強要でも捜査へ
毎日新聞 2012年07月14日 21時10分(最終更新 07月14日 22時35分)

 大津市で市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、滋賀県警は男子生徒に対する暴行容疑のほか、恐喝や強要容疑も視野に捜査する方針を固めた。県警は捜査員を15人増やして40人態勢にし、学校が夏休みになる7月下旬以降に生徒らから話を聴く。

 学校が全校生徒に実施したアンケートでは「(男子生徒が)銀行の暗証番号を無理やり言わされてお金を使われた」などの回答が複数あったほか、「万引きをさせられていたと聞いた」との回答も寄せられていた。

 男子生徒の父親(47)によると、昨年9月ごろ、男子生徒がキャッシュカードを持っていた親族名義の口座から現金が引き出された。父親が男子生徒に確認したが、何も答えなかったという。県警もこうした情報を把握しており、慎重に捜査を進めている。【村瀬優子、村山豪】


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