『ワールド・ウォー・Z』:人工知能によって人間のように動くゾンビたち

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ワールド・ウォー・Z 映画批評 AIによって描かれたゾンビたち

ワールド・ウォー Z(2013)
WORLD WAR Z
監督:マーク・フォースター
上映時間:116分
製作国:アメリカ
公開情報:劇場公開(東宝東和)
初公開年月:2013/08/10
ジャンル:アクション/パニック/サスペンス
映倫:G
全人類に告ぐ、来たるZデーに備えよ。

「ゾンビ」と言えば逃げるもよし・殺すもよしと理屈抜きに都合よく使える悪役・モンスターであって、その汎用性の高さゆえに映画・漫画・ドラマ・ゲームとあらゆるコンテンツで重宝される存在となって久しいわけですが、その中から良質な「ゾンビもの」を発掘しなおすという趣で、今回は2013年のブラッド・ピット主演『ワールド・ウォー・Z』を観直してみました。(アマゾン・プライムのお勧めに出てきたのでピックアップしただけという事実は内緒だよ!)

目的意識のあるゾンビ映画


ゾンビ映画と言えば、パンデミック的なゾンビの増殖を迎えたディストピア世界を主人公たちがなんとか生き抜く、という基本コンセプトがあるかと思いますが、ゾンビの襲撃に耐えてサバイブすることだけに終始してしまう作品が多い中、こちらの『ワールド・ウォー・Z』は、主人公がしっかりとゾンビから世界を救う方法を模索するという使命感のある骨太な脚本となっております。

さすがはブラピ主演のハリウッド超大作、おバカな学生やらブロンドおっぱいちゃんがただただ逃げ惑って襲われるだけのB級ゾンビ映画とは一線を画す作りであるのは事実です。元国連捜査官の肩書のもと世界中を飛び回ってゾンビの襲撃に耐え抜きながら解決の糸口を探していくという、超多忙で有能なエージェントといったスケールの大きさがあります。これまたブラピ出演の『バベル』という色々な国の人々のストーリーが、一つの事件を中心に交差する世界規模な映画がその昔あったんですが、あのテイストをなんか思い出すというか彷彿とさせられました(というか『バベル』自体は受賞歴が華々しい割に微妙な出来だったと記憶しているので、この映画との関係性を強調したいわけではないですが……、とにかく世界規模感が強いなという話)

色々あった末にイギリスのWHO機関に到着する終盤からのエンディングは、ラッキーパンチ的でご都合主義な演出もいろいろとある気もしますが、その辺は目をつぶっておけば2本立てのような展開で飽きさせない濃密さと共にゾンビ壊滅へ向けた道筋が微かに見えての幕引きで、なかなか説得力がある終わり方を迎えます。


走るゾンビ・AIで作れらたゾンビ


ワールド・ウォー・Z 映画批評 AIによって描かれたゾンビたち

猛スピードで走り迫ってくるゾンビというのも『28日後…』が初出かな?、とにかくその後『REC』とかも出てきて、今更珍しくもなんともなくなってしまったわけですが、この作品もひたすら走るゾンビが出てきます、しかしながらその量が半端ないです。「さすがブラピ主演の作品、予算がケタ違いだからエキストラの両もケタ違いに多いんだろうな」なんて初めて観た当時は思ってましたが、少しネットで調べてみたら実はAIを用いた(ゾンビを描くうえで人工知能が一部利用されているそう、詳細は下記の記事)CGだそうで、エルサレムでの人間の塔みたいなのとは言わずもがな、あらゆる場面のゾンビ群衆が実はCGだった!というのはけっこう驚きでした。


8月10日に公開される映画『ワールド・ウォーZ』で最も注目されているシーンは、人工知能によって人間のように動くゾンビの群衆だ。彼らを表現するために用いられたCG技術とは? メイキング動画を紹介。


なんかこのゾンビの群れの走り方に既視感というか、見覚えがあるなと思ったけど、2016年のE3で発表されたPS4用ゲーム「Days Gone」のデモ動画のゾンビたちに似てたという。2013年時点ではまだ映画のCGだったのに、3年後にはゲームとして遊べるようになっているとは驚くべき技術の進歩(ちなみに同じ技術が使われているのかどうかは知りませんが)



まとめ


本来は低予算映画の強い味方であった「ゾンビ」ではあったと思いますが、『ワールド・ウォー・Z』はハリウッドがガチで作った「B級を超えてしまったゾンビもの」として記憶されることになる作品だと思います。



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