Stingがニューアルバム『57TH & 9TH』をリリース

シェアする

スポンサーリンク
Stingがニューアルバム『57TH & 9TH』をリリース 久々のロック調な仕上がり

Stingのニューアルバム『57TH & 9TH』(邦題:ニューヨーク9番街57丁目)が2016年11月11日にリリースされました。ユニバーサル・ミュージックのページには「スティング、13年ぶりのロック・アルバム」と銘打たれてます。

近年のアルバムを見ていくと、リュートの伴奏のみで歌った『Songs from the Labyrinth』(2006)や、スティングの語りの入る冬をコンセプトとした『If on a Winter’s Night…』(2009)、さらにオーケストラと共演した『Symphonicities』(2010)と、クラシックへの傾倒が色濃い作品リリースが続いたので、久々にロック成分が恋しくなったのかなと想像します。

シングルカットというかYouTubeなどで公開されているアルバムからの曲『I Can’t Stop Thinking About You』を効くと、本人の言葉通り「ここしばらくのものに比べロックの要素が強い」仕上がり。サビ以上にBメロの展開がすごい耳に残る楽曲、ミキシングは結構ラウドで実は音割れしてる?




アルバムタイトル『ニューヨーク9番街57丁目』について


アルバムのタイトル「ニューヨーク9番街57丁目」は、スティングが毎日歩いて通うスタジオの途中にあるストリート名とのこと。交通量も多い通りなので、必ずそこで信号待ちで立ち止まることになるらしく、その数分間に人生のこと・今の仕事のこと・ニューヨークという街のことなど色々なことに思いを馳せ、「瞑想的な時間」に費やす場所となっているのだそう。

街中を歩いていると、「やあ、スティング」、「あなたの曲好き」とか「お前はクソ」と罵られたりするらしい(笑)相変わらず”Englishman In New York”で歌われた歌詞みたいな気分になるのかも。

下記は街頭で話し掛けられることに関して、ニューヨークらしくヒップホップ系の黒人に声を掛けられた時の真似をするインタビュー、笑えます。



アルバム制作秘話など


“cold”という単語が頻出する歌詞となっている理由は、「歌詞が書き終わるまで室内に入らないで、寒い外で書いた」という話らしいです。おかげで執筆もはかどり、アルバム自体もコンセプトやストック音源とか何もない状態から、わずか10週間で作り上げることができたらしいです。恐ろしく早い制作スピード。

アルバム収録曲である”50,000″は、ここのところ相次いでて亡くなったプリンスやデヴィッド・ボウイといった文化的・音楽的なアイコンに捧げた曲。80’sのポップスにおける顔とも言えるアーティストが亡くなることも最近は増えてきたのが悲しいですが、御年65歳のスティングがロック調のアルバムを仕上げてきたということに、まだまだ衰えぬ攻めの姿勢が感じられて安心しますよ。

アルバム参加ミュージシャン


Stingがニューアルバム『57TH & 9TH』をリリース 久々のロック調な仕上がり dominic-miller
今回のアルバムもギターリストはDominic Miller(ドミニク・ミラー)が担当、もう26年ぐらいスティングのアルバムに参加してライブも演奏しているメンバーですね。

Stingがニューアルバム『57TH & 9TH』をリリース 久々のロック調な仕上がり Vinnie Colaiuta
あとはドラムにVinnie Colaiuta(ヴィニー・カリウタ)、凄腕スタジオミュージシャンとして有名なドラマーですね、スティングの作品では個人的に最高傑作だと思っているアルバム「The Soul Cages」(1991)から参加。最近だとジェフ・ベックのアルバムやツアーに参加していました。あと知らなかったけど、フランク・ザッパのオーディション合格、アルバム参加がこの方の最初の音楽人生の経歴らしい。


スティングのベースに関して


スティングはポリス時代からボーカル兼ベースプレイヤーとして活動してきて、ソロ名義のスティングになってからはギターを披露する機会も多くなりましたが、ベースの演奏技術に関してはCarol Kaye(キャロル・ケイ)というセッション・ミュージシャンの教則本から多くを学んだという話を初めて知りました。

少し脱線しますが、キャロル・ケイという人について書いておくと、最初はギターを弾いていたものの、ベース演奏が評判となりベースでの仕事がメインになっていたそうです。なんとフランク・ザッパの『Freak Out!』では12弦ギターを弾いているらしい。

スタジオミュージシャンとして数多くの演奏をこなした彼女ですが、モータウン時代は演奏者の名前がクレジットされなかったので、誰がどの作品の奏者だったかといまだに議論されているそう、彼女がどの楽曲で弾いていたか全貌は明らかになっていないということでしょうね。さらにこんな凄い記述がWikipediaにありました。

過重労働を防ぐ組合の規約により、ミュージシャンはトラックダウン作業に参加できなかったため、どの曲に自分の演奏が使われたのかわからないのが実情という。実際は、支払調書で証明されたもの以外でも様々な曲に関わっていると考えられる。Wikipedia – キャロル・ケイ




スティングが学んだという彼女の教則本が下記のものだと思います。kindle unlimiteなら無料で読めるので、ぜひベーシストの方は読んでみてみください。


スティングに関するSpotifyの面白い集計結果


音楽ストリーミング配信サービスである「Spotify」による、ポリス時代の活動を除いたスティング名義での彼の視聴者に関する集計結果が面白いです。

  1. 270万人が毎月スティングの曲を視聴している。

  2. スティングの視聴者の30%が、27歳以下である。

  3. スティングの視聴者男女比は、男性63%・女性37%

  4. Spotifyでスティングの楽曲が今までに視聴された総時間2035年!


若い世代もスティングの楽曲を聴いていて、ファン層が厚いのはさすが。で、注目すべきはトータル再生時間が2035年にもなるという話で、しかもSpotifyのみの集計。ちょっと意味が分かりにくいけど、今まで視聴されたスティング名義の楽曲のトータル時間が2035年にも及ぶとういことで、出てくる数字もまさしくトップアーティストという感じ。ぜひともマイケル・ジャクソンやビートルズといった、その他のビッグネームの集計も出して、比較して欲しいところ。

ちなみに10月10日に、スティングは2016 BMI London Awardsを受賞していて、 “Every Breath You Take”がアメリカのラジオ局のみで130万回放送されたことも受賞理由となっているそうで、本人はある番組でそのことを「一つのラジオ局で換算すると200年間”Every Breath You Take”を流し続けることになる……、かなり退屈なラジオ局になるな(笑)」と話しています。

BMI proudly honored internationally-celebrated songwriter Sting as a BMI Icon today at the 2016 BMI London Awards. Music industry guests including Hozier, Rudim...


『57TH & 9TH』収録曲
1. I Can’t Stop Thinking About You
2. 50,000
3. Down, Down, Down
4. One Fine Day
5. Pretty Young Soldier
6. Petrol Head
7. Heading South On The Great North Road
8. If You Can’t Love Me
9. Inshallah
10. The Empty Chair *Also available in 180 Gram Vinyl



スポンサーリンク
<スポンサー>
<スポンサー>
内容に共感して頂けたら応援(シェア、フォロー、商品購入等)ヨロシクお願いします!

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
<スポンサー>