西冬彦『ハイキック・ガール!』:どうしてそんな生真面目な作りなんだ!

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ハイキック・ガール! High Kick Girl

スタントもワイヤーも無しの本物志向な武田梨奈のアクションが凄いぜ!という企画なのは分かるけれども、いくら素晴らしいアクション・シーンが撮れたからといって、同じカットを2回も3回もアングル変えて見せられると、インストラクションDVDか何かのように思えてしまうんだぜ?という意味でちょっと興醒めする部分はあった。武田梨奈の武術に対するガチっぷりはよく伝わってくるしフルコンタクトであることを強調したい作り手の側の気持ちもよ~く分かるんだけど、だからこそ衒うことなくサラリと撮ってくれていた方が逆に彼女の「脅威」が浮き彫りになったのではないだろうか。

可愛い顔した女子高生が本格アクションをこなすことにすべての意味が託された作品だとは思うけれども、実際に仕上がってみると旨みをこしてしまったような恐ろしく淡泊な味付けになってしまっていて……、ってこれはお色気方面の話。アクションに関しては監督の思惑通り本物っぷりが十分に追及されているんだけど、本物過ぎると息抜きも欲しいよねって話で、まあ生パンの一つでも拝みたくなるわけですが、そこでスパッツかよぉぉぉ!と秋の夜長に絶望を嘆くことになるわけです。なんでそんなに生真面目な作りなの、もうちょっと遊んで行こうよ!とどんなに嘆いていても、マジで出てこない白い布きれ、興醒め度としてはこの上ないものがある。パンチラ期待してしまっている自分の虚しさはさておき、JKの格好をさせておいてスパッツ・アクション(と命名)は釣りと言わざるを得ないでしょう。見せる気が無いのなら、最初から期待持たせるなし!という話で、これは由々しき問題として続編である『KG カラテガール』もしっかりとチェックさせてもうらうことにするわッ。

ちなみに本作、終盤では武田梨奈の師匠がメイン役に昇格、JKモノから師匠モノという驚異の肩すかし変遷を迎えるので、これから観てみようかという人は、まあなんというかそれなりの覚悟を持って臨んで頂きたい。それと鑑賞して数日間、なぜか師匠役の中達也さんの顔が頭にこびりついて離れないという不可思議な症状に悩まされた、ふとした瞬間にあの何か憂いを噛みしめたような顔つきがモワモワと浮かんでくる症状。



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ハイキック・ガール!(2009)
監督:西冬彦
上映時間 81分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(ヘキサゴン・ピクチャーズ)
初公開年月 2009/05/30
ジャンル アクション/格闘技
世界初!失神体感アクションムービー!

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