去年の年末あたりにサンレコか何かで取り上げられていたR-MIXが2012年3月16日に発売となった模様。ミックス済みの曲から特定パートだけを抜き出したりすることが出来るという驚くべき技術で、発売されたら即効で欲しいと思っていました。で、まだ買ってないわけですが、その実力は如何に?ということで、その吟味を兼ねてR-MIXの紹介動画各種を見ていきましょう。
ROLAND R-MIX
ステレオ・ミックスを周波数、定位、音量の3つのパラメーターで分析し、音楽を構成する楽器音をグラフィカルに表示可能。 選択した楽器音に対して、音量や定位を変える/消す/残す/エフェクトをかけるなどのリミキシングを実現。 オーディオ信号の再生スピードとピッチを独立してコントロール可能。 作業手順に沿って並べられたメニューで、わかりやすくスピーディーに作業可能。 Windows / Macに対応し、機能限定版のiPad対応「R-MIX Tab」もラインナップ。
ローランド新製品 R-MIX
Sらぼ通信 001 Roland R-MIX(1/2)
R-MIXとVOCALOIDで遊ぶ
という感じで鬼のようなトンデモ機能満載!!でも、綺麗に狙ったトラックだけを抜き出せるかどうかというのは、楽曲によって変わってくる様子。例えばVan Halenとかのドラムパートだけを抜き出してサンプリングで使いたいと思ったとしても、エディーの左に振られたギターのリバーブ音素は綺麗に消せない(笑)、そんなことも起こり得るのかもしれません。
その意味で運頼みになってくるわけで、心持ち余裕がないと「消えないじゃないかよ!!」と怒りが先行する恐れもありそう……。特定パートの練習用カラオケとして使う分には申し分なさそうだけど、それにしてはちょっとお高いので、トラックメイキングで有効な実用例が出てくるまでもう少し様子見しようという感じです。でもボヤボヤしてるうちに、このソフト使った凄いトラックがあっという間に作られて、猫も杓子も持っているのが当たり前みたいなことになる可能性もありそうです。